学園からのお知らせ

和光高等学校の授業が「共生」高校生ら学び合うというタイトルで、東京新聞2016年12月14日(水)に掲載されました。

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「共生」高校生ら学び合う

横浜の朝鮮学校と町田の和光高

在日コリアンと日本人の共生社会は実現できるか---。神奈川県朝鮮中高級学校=横浜市神奈川区=の高級部二年生と、私立和光高=東京都町田市=の三年生が、こんなテーマで合同プロジェクトに取り組み、そのまとめの学習会が、和光高で開かれた。両校から五十四人が参加し、実現に向けて何ができるかなどを話し合った。   (小形佳奈)


「何かできるか」6月から交流…意見交換


 両校の交流は、和光高側がよびかけ、五年ほど前にスタート。年に一度、和光の生徒が朝鮮学校を訪れてきた。本年度、初の合同プロジェクトを実施した理由を、朝鮮学校の朴裕吉教諭は「日本の中高生と関わる場が年数回あっても、それぞれは一度限り。年間を通じて交流できればと思っていた」と話す。
和光高の相良武紀教諭も、生徒の学びを深めたいと考えていたという。
 両校の生徒は六月から十月にかけて、在日コリアンへの差別問題を取材する新聞記者の話を聴き、北朝鮮に修学旅行に行く在日の子どもたちを追ったドキュメンタリー映画を編集するなどして、意見を交わした。
 和光高の生徒はさらに、数人ずつが個別に興味のある分野でフィールドワークを行った。羽太風花さん(18)は、在日コリアンが多く暮らす川崎市川崎区の交流施設「ふれあい館」を訪ね、職員からの差別の歴史や実態を学んだ。
 羽太さんは「プロジェクトを通じ、日韓の歴史の残酷さ、共生して行くことの大変さが分かった。在日外国人が日本人と同等の立場で暮らせるきっかけをつくる第一人者になりたい」と力強く話す。
 今月三日に行われた、まとめの学習討議で、朝鮮学校の辛沙奈さん(17)は「政治的な問題はあるが、和光生とは共生できている。それを周りに広げることによって、時間がかかっても実現できると思う」と述べた。
 これに対し和光高の山本あいりさん(18)は、在日コリアンに良い印象を持っていても、北朝鮮の核実験をめぐる報道を見ていたら印象が「悪くなってしまう」と指摘。司会役の生徒が挙手を求めたところ、共生できる、できないはほぼ半々で、「分からない」という生徒も。
 プロジェクトを振り返って、朴教諭は「これまでの交流では、日本の生徒からの質問に答えるだけだったのが、互いに学び合う姿勢に変わった」と、その効果を話す。
 相良教諭は「共生のかだいは、国やメディアなど自分とかけ離れたところにある大きな問題ではなく、日常での他者との関わりの中にあるという気づきにつながれば」と期待していた。

▲(写真)共生とか何か、意見を交わす両校の生徒ら=東京都町田市の和光高で

 

掲載日時:2016年12月22日 13:05
カテゴリ:メディア掲載

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和光学園に寄せられた言葉:

  • 私が仕事を行う上で、御校のサイト、特に日々のブログ的な部分をとても参考にさせていただきました。(会社経営者さま::北海道)
  • 自分らしく生きるってことを教えてくれたのは和光だったと思います。(卒業生:イタリア、サルディーニャ在住)
  • あれだけ苦手だった水泳を克服できたことは、息子にとって今夏の一番の出来事となりました。(ちびかな参加児童の保護者さま)
  • 「ここの中学生はしあわせですね」(中学新入生歓迎運動会を取材された新聞記者の方)